映画「グリーンブック」感想/評価! 豊かな黒人と貧しい白人が織りなす化学反応
こんにちは。もっちゃんです。
今回は、アカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンブック」をレビューしていきたいと思います!
正直私はそこまで興味はありませんでした。
しかし、ゴールデングローブ賞作品賞コメディ部門とアカデミー賞作品賞を受賞したいう実績を見て、「見に行ってみるか。」と思いました。
そしたら、なにこれくそおもしろい。
あらすじ
1962年。
トニー・リップは、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働いていた。
ある日、クラブが改装のため閉鎖。
トニーはしばらくの間、無職になってしまった。
仕事を探していると、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。
黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、トニーとシャーリーの旅が始まる。
作品情報と注目キャスト
タイトル
グリーンブック(原題:Green book)
公開日
アメリカ:2018年11月16日
日本:2019年3月1日
上映時間
2時間10分
注目キャスト
マハーシャラ・アリ(シャーリー)
画像出展:シネマカフェ
この映画で、アカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラさん。
今波に乗っています。
2/22公開「アリータ」にも出演、3/8公開「スパイダーマン:スパイダーバース」では声優にも挑戦!
最近の映画館はマハーシャラ祭りです。
又、2年前の第89回アカデミー賞では、「ムーンライト」がアカデミー賞作品賞を受賞、さらにこの映画に出演していた彼はアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。
ヴィゴ・モーテンセン(トニー・リップ)
画像出展:シネマトゥデイ
適役。
めちゃくちゃ愛着湧きました。
彼は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや「はじまりへの旅」に出演しています。
感想/評価
人種差別という重いテーマだが、めちゃくちゃ笑えるコメディ映画。
とりあえずおもしろいです。
めちゃくちゃ笑えます。
人にオススメして回りたいほどにおもしろい。
でも、しっかりと人種差別について考えさせられる。
完璧でしたね。
今まで人種差別の映画は重くて気が進まない、と思っていた方でもこの映画なら大丈夫!
それぐらい明るい映画です。
この映画のすごい点があります。
実は、この映画は実話なんです!
しかも製作には、話の元になった現実のトニー・リップさんの息子さんが関わっているんです!
本人の息子が作った映画です。
なにこれすごい。
総評
★★★★★ ★★★★★
- アーティスト: サントラ,ジーン・オースティン,ナサニエル・シルクレット,ジェラルド・ヒューイ・ラムゼイ,ジョニー・メイ・マシューズ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: CD
ここからネタバレ含みます。
ないものねだり
とあるシーンで、白人だが貧しい生活をしているトニー・リップと、裕福な暮らしはしているが黒人という偏見の被害を受けているシャーリーが、お互いにないものねだりのようなことを言ってぶつかります。
ないものねだりは現在の人々の間にもよくあることだと思います。
お互いを妬み合うのではなく、お互いに認めることが大事なのだと改めて気づかされました。
そして、このシーン、「なぜこのようなぶつかり合いになったのか?」という点について考えてみると、「黒人は貧しい暮らしをしているもの。という偏見から」ということがわかります。
シャーリーの爆発にも納得です。
人種差別を気にしない人でも、偏見は拭えていなかった現実に胸が苦しくなりました。
フライドチキン
「黒人はフライドチキンが好き。」という偏見。
しかし、この偏見は二人の間にある壁を壊す、いい方向に傾きました。
フライドチキンのやりとりで、シャーリーが初めて笑顔を見せます。
俺もフライドチキン食べたい。
俺も食べた後、骨を窓から投げ捨てたい。
※投げ捨てるのはやめましょう。ゴミはゴミ箱へ。
まとめ
私は、人種差別というテーマの他に、偏見という言葉がキーワードだと思いました。
人を偏見で判断することは言語道断ですよね。
トニーが、最初黒人が使ったコップをゴミ箱に捨てる1シーンで、人種差別・偏見があることを示していたこと、たまらん。
シャーリーと一緒にいるうちに黒人への偏見がなくなっていく様、たまらん。
そして、なによりふたりのやりとり、おもしろすぎ、たまらん。
明るい映画なので、人種差別に対する映画の入り口としてもいいかもしれません。
この最強のふたりの物語、みなさんもぜひ劇場で!
「最強のふたり」というワードがでてきました!
私、「最強のふたり」という映画とこの映画、どこか似てる気がしました。
こちらの映画も世界的に高評価を得ている素晴らしい映画なのでよかったらご覧ください!
最後までありがとうございました!
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