映画「ジョーカー」感想/評価! 誰しも心にジョーカーを秘めているのかもしれない。
DCのヴィランであるジョーカー。
アメコミのヴィランであるジョーカーですが、彼はただの人間。
なぜあのような悪が生まれてしまったのか。
この映画は、我々一般の人間の心の叫びを代弁しているかのようだった。
先に一言いいたい。
この映画はとても危険だ。
あらすじ
「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話が映画化。
ピエロのメイクをし、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマ「ジョーカー」が、いかにして誕生したのか…
「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、コメディアンを夢見ながら、大都会で大道芸人として働くアーサー。
しかし、生活は貧しいものだった。
人生のどん底から這い上がるためにもがいていたアーサーはある事件をきっかけにジョーカーとしての道へと足を踏み入れる…。
作品情報と注目キャスト
タイトル
ジョーカー(原題:Joker)
公開日
アメリカ・日本:2019年10月4日
上映時間
2時間2分
注目キャスト
ホアキン・フェニックス(アーサー/ジョーカー)
アーサーでありジョーカーでもある。
あの笑い方。笑い声。
新しいジョーカーの誕生だ。
彼の家族(リアルの話ですよ!)は役者一家で、兄も姉も妹も全員役者というすごい家族。
彼のこれまでの代表作品といえば「グラディエーター」だろうか。
しかし、もう私の頭の中ではジョーカーで完全に上書きされてしまった。
彼はジョーカーだ。(誉め言葉
感想/評価
殺人は犯罪だ。
でも、ジョーカーを非難できない私がそこにはいた。
バットマンシリーズでも描かれているように、ジョーカーは人の命を弄ぶ悪いやつです。
殺人はもちろん悪いことです。犯罪です。
でも、それを生んでしまった歪んだ世間、政治はお咎めなしなのか?
という疑問が生まれました。
一体悪いのは、ジョーカーを生み出した世間なのか。
それともジョーカーなのか。
あなたはどちらだと思いますか。
是非この映画を見て考えてほしい。
最近日本でも増税したりと世間に不満を抱いている人は多くいるはず。
ほかの国でも…
とてもタイムリーな社会派映画だと思いました。
最後になりますが、
ピエロの仮面をかぶってデモを行うの人々が劇中にでてきます。
言ってみれば彼ら全員「ジョーカー」です。
そして、そのデモに参加しようと少しでも考えたあなた。
あなたの心にもジョーカーが眠っています。
もちろん私にも。
最後に問いかけます。
一体悪いのは、私達を生み出した世間なのか。
それとも私達なのか。
総評
★★★★★ ★★★★☆
「自分を偽るのはもう疲れた。」
アーサーの言葉です。
グサッ
と音を立てて私に刺さった。つらい。