映画『ブリグズビー・ベア』感想/レビュー! 映画好きによる映画好きのための映画 ネタバレあり
こんにちは。もっちゃんです。
今回はDVD/Blurayのレンタルが10月3日に開始した『ブリグズビー・ベア』をレビューしていきたいと思います!
私の大好きな映画の一つでもある『ワンダー 君は太陽』がおもしろかった、という方はこちらの映画も楽しめると思います!
好きなことにまっすぐ向き合っていく主人公と、彼の熱意を見て動かされていく周りの人々に注目です。
あらすじ
25歳のジェームズ。
彼は、幼いころから街からはかけ離れた場所にある小さなシェルターで両親と一緒に暮らしており、これまで外の世界を見たことはなかった。
彼の楽しみは、毎週ポストに投函される教育ビデオ『ブリグズビー・ベア』。
幼いころからずっとこのビデオを見て育ち、今ではその世界を分析することが趣味となっていた。
そんなある日、突然警察がシェルターにやってくる。
実は両親だと思っていた男女は誘拐犯だったのだ。
そして、ジェームズは本当の両親の元に帰ることになるのだが…。
作品情報と注目キャスト
タイトル
ブリグズビー・ベア(原題:Brigsby Bear)
公開日
アメリカ:2017年7月28日
日本:2018年6月23日
上映時間
1時間37分
注目キャスト
マーク・ハミル(誘拐犯)
画像出展:Wikipedia
顔のよく知れた俳優さん。
それもそのはず。
『スター・ウォーズシリーズ』のルーク・スカイウォーカーを演じ続けています。
最近でも『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でもルーク・スカイウォーカー役で出演を果たしていましたね。
彼のこの映画での役は、まさかの誘拐犯。
しかし、これには監督のはっきりとした意図があったそうです…。
それについては、感想の時に解説していきます!
感想/評価
自分の好きなことを一生懸命にやる。非難されたり報われないとしてもやり通す。その熱意が人を動かす。
ブリグズビー・ベアを見続けて育ったジェームズは、ブリグズビー・ベアが大好き。
そんな彼からそれを取り上げるというのは、「私たち映画好きの人々から映画を取り上げる。」と同じようなこと。
絶対に無理。
人に何と言われようといいじゃない。
私自身それが好きなんだから。
あと、どんどんノリノリになる刑事さん、大好きです。
総評
★★★★★ ★★★☆☆
この映画は低予算で作られています。
なのに、なぜ大手俳優のマーク・ハミルが…?
このことについてネタバレを含みながら考えていこうと思います。
ここからネタバレ含みます。
低予算の映画にかかわらず、大手俳優のマーク・ハミルを起用した意図。
主演及び脚本を務めたカイル・ムーニーによると、彼を起用した理由は「ナレーションの高い声ができる。」「普通では思いつかないことをやる人。」などだそうです。
まず、「高い声」。
教育番組「ブリグズビー・ベア」を作っていたのは誘拐犯。
ナレーターも誘拐犯。
特殊な声のナレーターをいれたかったのでしょう。
高い声で話し続けることができる人。そう。マーク・ハミル。
そして、最重要の「普通では思いつかないことをやる人」。
スター・ウォーズでルークというキャラは、とんでもないことをしまくっています。普通じゃないことをやりまくっています。そんなイメージで定着しているルーク。
この普通じゃないイメージをうまく活用したかったのではないでしょうか。
『ブリグズビー・ベア』の劇中では、
監禁中に自分で番組を撮影してジェームズに見せ、番組を通じて大事なことを教える。
警察に捕まったときもなんの抵抗もしない。
逮捕後は、ジェームズが刑務所に来た時も優しく気遣い、近況を聞いて実の親のように喜ぶ。さらには、頼まれたナレーターまでしっかりとこなす。
ある種の愛情がジェームズに芽生えていたのでしょう。
実の子のようにかわいいけど、心の奥では元の親のとこで幸せになってほしい。
そんな複雑な感情があったのだと私は思いました。
映画『ルーム』と比べれば違いは一目瞭然。
この映画の誘拐犯はなにかが違う。
このなにかが違う感じのイメージに合っているキャストは?
そう。マーク・ハミルだったんですね。
「誘拐した犯罪者ではあるが、それだけでは終わらない心に残るキャラ」はマーク・ハミルのキャリアとベテランの演技が作り上げたものなのかもしれません。
いかがだったでしょうか。
あの誘拐犯などこの映画で感じることは人によって様々かと思います。
みなさんはどのように感じましたか?
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