もっちゃんのシネマライフ

映画の感想や、オススメしたい映画を共有していきたい。そんな思いでできているブログです。

映画「運び屋」感想/評価! 気が付いて、それを行動に移せるかどうか ネタバレあり

 

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こんにちは。もっちゃんです。

 

今回は、3月8日公開になりました映画「運び屋」を見てきたのでレビューしていきたいと思います!

 

監督と主演を88歳のクリント・イーストウッドさんが務め、さらには娘役には実の娘アリソン・イーストウッドを起用。

映画「15時17分、パリ行き」でも、元となった実話の張本人を起用するなど、相変わらずキャストには驚かされます!

 

内容はと言いますと…

私の心にはグサリと音を立てて刺さりました。

先に言います。

この記事は、私の実体験が入ってきます。

少し重いかもしれません。

 

実体験とリンクしたため、私にとってはかなり印象の強い作品となりました。

 

 

あらすじ

 

 

家族をないがしろに仕事一筋で生きてきたアール・ストーン

商売に失敗し今では金もなく、自宅も差し押さえられてしまった。

家族は絶縁状態、帰る場所をなくしてしまう。

 

途方に暮れていたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられたアール

簡単な仕事だと思って依頼を引き受けたが、実はその仕事は、メキシコの麻薬組織の「運び屋」だった。

 

作品情報と注目キャスト

タイトル

運び屋(原題:The Mule

 

公開日

アメリカ:2018年12月14日

日本:2019年3月8日

 

上映時間

1時間56分

 

注目キャスト

クリント・イーストウッド(アール・ストーン)

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画像出展:文春オンライン

なんと88歳。

そして、監督兼主演。

 

監督兼主演を務めたグラン・トリノから早10年。

ついにスクリーンに帰ってきました。

 

彼は監督として

ハドソン川の奇跡アメリカン・スナイパーインビクタス 負けざる者たちetc...

正直あげたらきりがないほど名作を生み出してきました。

キャリアが長く、私の知らない映画もたくさん。

 

そんな素晴らしいキャリアの集大成がこの映画「運び屋」と言われています。

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 アリソン・イーストウッド(アイリス)

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画像出展:Wikipedia

娘役を演じた彼女は、

上でも紹介した監督兼主演のクリント・イーストウッドの実娘。

 

家族仲良しですね。

最高ですね。家族は大事です。

 

ブラッドリー・クーパー(コリン)

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監督クリント・イーストウッドアメリカン・スナイパーで主演をしていた彼ですが、今回もスクリーンに登場します!

 

最近アカデミー賞主演歌曲賞を受賞した「アリー/スター誕生」でも主演を務め、めちゃくちゃ波に乗っている俳優さんです。

 

今私の中で流行っているアベンジャーズシリーズにもGotGシリーズのロケットの声優で参戦。

来月公開になるアベンジャーズ/エンドゲーム」に引き続き参戦。

 

今、彼がアツい。

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感想/評価

物は金で買えるが、時間は金で買えない。

 

まあ元気なおじいさんですこと。

若い女引き連れて!!!

うらやま…けしからん!!!

 

とまあ、ジョークを挟んだところで、本題です。

 

監督兼主演のクリント・イーストウッドさんも、映画界のキャリアは素晴らしいものですが、プライベートのほうは家族よりも仕事優先の人生だったようで。

そんな彼だからこそ、説得力があり、心に響いたものがありました。

ここからネタバレ含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前置き

ここからは、私の実体験、私が幼いころから家族を捨て仕事人間として生き、去年享年60歳で亡くなった父親が話に入ってくるので軽くその説明から。

 

私が幼稚園児のころ、父親はサラリーマンから趣味を仕事とし、自営業をするようになりました。

それからというものの、仕事仕事仕事…

私と姉と母のことなんてそっちのけ。

同じ食卓でごはんを食べた記憶もありません。

私が小学生の時は、10か月ほど1度も家に帰ってこなかったことも。

もちろん学校の行事に来たことは一度もありません。

 

私はそんな父親を許せませんでした。

しかし、去年亡くなり相続うんぬんしていると、別居していた家に私たち姉弟の写真が飾ってあったりと…

(少しは愛されていたのかな?)

と、ちょっと思ったり?

 

でも死人に口なし、ということで実のところ父親の思っていたことなどわかるわけもなく。

もやもやしている状態。

 

そんな状態でこの映画を見ました。

はい。

重くて申し訳ない。

 

この映画は、クソ親父目線で描かれている

頑固で、好きなことを仕事にして、「養うために働いてるのに」っていう文句、外にはいい顔するところetc...

まじでうちの父親とそっくりだった。

この手の人って、仕事に対する熱すごいんですよねえ。

 

この目線の映画は今まで見たことありませんでした。

今では聞くことができない父親の気持ち、この映画が代わって教えてくれた気がしました。

(そう願いたい。)

 

大事なことに気が付くことができるかどうか

 

「大事なことに気が付くことができるかどうか」

これだけでは足らないのです。

一番重要なのは、

「気が付いて、それを行動に移せるかどうか」

です。

 

アール・ストーンは、気が付くことはできていました。

できていましたが、頑固な性格で行動には移せず。

行動しないと、口に出さないと家族には伝わりません。

よって、家族からは突き放される。

「ノコノコ帰ってきて今更何?」

ってなります。

よくわかります。

 

しかし彼は、妻が病気であと数日の命とわかった時についに行動に移します

やっと、仕事よりも家族を優先しました。

行動に移したことによって、家族にも認められました。

 

気が付くだけでは、ダメです。行動です。

 

自分の命か家族か、という選択肢になり、悩んで悩んで家族を選び行動に移したアール・ストーンを見たとき、私の涙腺爆発。

 

うちの父親も行動に移すことさえしてくれれば…!!!

という気持ちが強くあふれてきちゃいましたw

 

まとめ

このような親は少なくないと思います。

私のように苦しんでいる人も少なからずいるはず。

 

どうか、その人に届いてほしい。

少しは傷が癒えるかと思います。

 

そして、なにより家族そっちのけの張本人です。

 

家族はあなたが思っているよりも、数倍も心に傷を負っています。

何度も言いますが、

気が付くだけでは、ダメですよ。行動ですからね。

 

気が付いているなら、伝えられるときに伝えてください。

うちの父親みたいに伝えられないままにならないように…

私のような苦しみが生まれないように。

宜しくお願いします。

 

総評

★★★★★ ★★★★★

 

この映画は私の中では☆で評価するものではありませんねw

 

 

私は家族を持ったら、めちゃくちゃ大事にします。必ず。

がっつり重い私事挟んで申し訳なかったです…

 

 

最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました。